「特異点」Schroeder-Headz

疾走感あふれるアコースティック・ピアノとアナログ・シンセとドラムとのグルーヴが融合した情景音楽。


Schroeder-Headz(シュローダーヘッズ)

数多くの著名ミュージシャンのサポート・キーボーディストとしても活躍する、渡辺シュンスケのソロ・プロジェクト。美しいアコースティック・ピアノのメロディと有機的なドラムのグルーヴ&ソリッドなプログラミングで構築する表情豊かなサウンドが魅力。

 

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「Hype」ミュージックビデオは、約2年ぶりとなる3rdアルバム『特異点』に収録された1曲で、監督は、プロジェクションマッピングをはじめとする空間演出や数々のステージ演出などを手掛けるビジュアルデザインスタジオ「HERE.」の土井昌徳氏。早いパッセージを演奏するピアノとMOOGの一音一音に合わせた細かなカットや360°カメラで撮影され、ブラックホールに吸い込まれていく、光、歪んだ空間イメージを映像化している。
ビデオの公開に合わせアルバムの先行配信が開始スタート。
今作のタイトルの『特異点』は宇宙のブラックホールの中にあって、物理学に於いて論理的な解明はなされていない存在。渡辺シュンスケは「ロジックだけでは解明できない、そんな素敵なヒミツな魅力に溢れた音楽を目指した」と語っている。
アコースティック・ピアノの鮮やかな響きを包み込む生ドラムとプログラミング・ドラムのグルーヴが核となり、アナログ・シンセサイザーの温かなサウンドが彩りを添え、テクノロジーの中にもヒューマニティが感じられるインストゥルメンタル・ミュージックとなっている。

 

【コンセプトノート】
「特異点」/Singularity
ブラックホールの中心に存在するらしい特異点。
その点だけは、物理学の基準が適応できない点であるらしい。
また、人工知能(AI)の行く末が危ぶまれている昨今、「知能爆発」によって、ある瞬間に人間の知能を越えてしまう点をこう呼ぶという。どちらにしても、自分の身近な生活からは遠い話のようでもあるし、当然、専門的な知識も無いので、ぼんやりと想像するしかないのだが、なぜか興味は尽きない。
音楽を楽譜に表したり、現在は主流となったPCの中のグリッド上で音楽を製作する作業は、どこか、数学や物理学によって、この我々をとりまく宇宙を解明しようとする作業に似ているのかもしれない。
人の心を動かす音や、演奏が、正確には楽譜には表しきれないように、宇宙に存在するという特異点にも、けしてロジックでは推し量ることの出来ない、素敵なヒミツがあるにちがいなのである。いや、あるのだ。
ピアノとMOOGを武器に、そういった、永遠に解明できない「音楽的特異点」を追い求めて。

渡辺シュンスケ/Schroeder-Headz

≪Official HP≫